こんにちは!
最近、例年にも増してプログラミングの授業やワークショップを行う頻度が増えてきている日の出です。
そこで今回は多くの学生たちと触れ合ってきて感じた、学生たちがプログラミングを学ぶ理由や、そのモチベーションについて書いていきたいと思います。
プログラミングを学ぶ理由
自分はよく学生と雑談しているときに「なんでプログラミングやろうと思ったの?」という質問をします。別に何かを審査するためでも評価するためでもなく、単純に興味があるからです。
だってプログラミングを学ぶのって大変じゃないですか。。笑
ただでさえ英数字の羅列ばっかりなうえに文法やロジックなども覚えなければいけないですし、プラットフォームの互換性に気を使いながら他人が読みやすいように書かなければいけないうえに、常に最新の技術を学び続ける必要があります。
なぜ学生たちはそんな過酷な道を選ぶのか、興味がありませんか?
理由その1.「なんとなくやってみたかったから」
自分が聞いた中で一番多い理由です。笑
プログラミングってどういうものか興味があった
アプリとか作れたら楽しそう
アニメとかドラマで見てかっこよかったから
一番アバウトな理由ですが、最初はそんな感じでいいと思います!
私も3年前くらいからハマっているロードバイクを始めた理由は、「弱虫ペダル」というアニメを見てカッコいい!と思い、ちょうど周りの人たちもロードバイクを始めたのでその勢いで買ってしまったことが始まりでした。
やってみなきゃ分からないので、その一歩を踏み出す理由としてはなんとなくで良いと思いますし、それで始められただけでも大きな前進です。
理由その2.「稼ぎたいから」
純粋な理由ですよね!
将来安定して稼げそう
家で仕事をして稼ぎたい
大金持ちになりたい
エンジニア不足が進んでいる日本で、少しずつエンジニアの待遇も改善されてきています。
一昔前までの世間一般のエンジニア像は、「長時間労働で給料が安く、オタクばっかり」というイメージだったかと思います。
ところが最近では中高生が就きたい職業ランキング上位に入っていますね。
ただ稼ぎたいだけなら他の職種でも良いと思うのですが、こちらもテレビやネットニュースで取り上げられている影響で「IT企業=おしゃれ・カッコいい・高収入」というイメージがあるからだと思います。
理由その3.「エンジニアになるのが夢だから」
こちらはプログラミングをやろうとした理由ではなく、続けている理由ですね!
エンジニアなりたい!
こういうアプリ・サービスをつくりたい!
こういう学生たちは私が会う以前から独学でプログラミングを学んでいます。
そして、このような学生たちに共通しているのが、学びに貪欲だというところです。
エラーなどで詰まったときは、苦悶の表情を浮かべながらあ~でもない、こ~でもないと必死に手を動かしては試行錯誤を繰り返していますが、ほぼみんな心が折れずに最後まで作りきることができます。
プログラミング=ものづくり
もう何度もいろんな場所で言っていますが、プログラミングはモノを作るための手段です。
学ぶ理由がどうであれ、プログラミング初心者が挫折する一番の理由は、それを学んだ結果なにができるのか・ゴールがどこなのかが分からないからだと思います。
一部例外の人はいますが、条件分岐や繰り返し処理などをコンソールに出力しても、これでなにができるのかが分からないとモチベーションがあがりません。
自分も学生時代に初めてプログラミングの授業を受けたときは、なぜこんなことを学んでいるのか意味不明でした 笑
そして案の定、1年後には学んだ内容はすっぽり頭の中から消えていました 笑
基本文法を学ぶことはもちろん重要ですが、まず先になぜ重要かを理解しないとただただつまらない授業になってしまうのではないでしょうか。
挫折しない人の多くは、そのコードの重要性を理解しています。
1回でも自分の作りたいものを作れたという経験をした学生は、プログラミングを学んだ先に、どういったことができるようになっているのかをなんとなく理解できています。
それを「知っているか・知らないか」がプログラミング初心者がプログラミングを継続して学べるかに繋がっているのではないかと私は考えています。
ですので、どんな理由であれプログラミングを学ぼうと思った人は、まずは教科書やネットで公開されているサンプルコードを打ち込み、1つのアプリケーションを完成させましょう!
教えてくれる人が周りにいる環境なら、そこからオリジナルにカスタマイズしてみましょう!コードの意味は一旦置いといて。
ネットに書いてある通りに書いても動かなかった場合は、古い記事だったか、初心者向けと書いておきながら初心者向けではなかった可能性があるので気を取り直して別のサンプルを探しましょう。笑
私はそうやってアプリケーションを完成させてからプログラミングの基礎を学んでも遅くはないと考えます。むしろ理解が進むと思うし、なによりその方が楽しいと思います!
楽しいは正義
プログラミングを学び始める理由は人それぞれです。プログラミングを学び続ける理由も人それぞれだと思います。
そんな人たちに1つアドバイスをするとするなら、「楽しい」を見つけましょう。
楽しさはそれだけで最高のモチベーションになります。楽しいは正義です。
自分が考えたアプリケーションを作成できた時の楽しさ・難解なパズルのようなコードを解いた時の楽しさ・単純にコードを書く楽しさ。
そういった楽しみをもっておくと、必ず最後までやり通せると思います。
これからプログラミングを学びたいと思っている人はぜひその楽しさを見つけてください!
勇気を出して、近くの勉強会やカンファレンスなどに行くのもいいと思います。
楽しいと思えるかは分かりませんが、面白い先輩がたくさんいますので。笑
今回は学生がプログラミングを学ぶ理由についてでした。あくまでこれは私が関わってきた学生からの話なので、ほかにもさまざまな理由があると思います。
正直動機なんて何でもよくって、重要なのはそこからどうやって学んでいくか、どうなりたいかだと思います。そこは自分たちのような先輩がしっかりサポートしていくべき場所なのではないかなと考えます。
最後までお読み頂きありがとうございました。
日の出
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