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執筆者の写真51歳蟹座

子どもたち?いや、大人が幸せになる社会に

更新日:2020年2月28日



:.dott郡山オフィスがあるコワーキングスペースである福島コトヒラクへ訪問してきました。普段はモニター越しにしか話していないメンバーを含め全体で会うのは楽しい時間でした。


20年近く保育園で現場どっぷりだった僕には例え近距離でも出張ってのはテンション上がるもんで、別会社のランチmtgでお腹一杯なのについ新幹線ホームで弁当を選んでしまう程。


移動中のお供として持っていったのは暫く積読本になっていた「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」。


昨年末に観た「家族を想うとき」の舞台もイギリスでしたが、この本の舞台もイギリス。


映画の内容は、家族一緒に幸せに暮らしたいという父や母の願いが、結果的に家族を引き裂いていくと同時にフランチャイズシステムの悪しき面を浮き彫りにした作品だったもんだから、観終わった後に何ともやるせない気持ちになっていたんですよね。


本も前情報ほとんどなく読み始めたから、同じ舞台であるイギリスの貧困層の中で懸命に頑張る親子みたいな描きかたしてたらどうしようと思っていたら、元気になれる内容でちょっと前向きになれたわーw


多感な年齢で、食べるものにさえ困る周囲の家族、そしてレイシスト(イギリスだけでなく日本でも)の中でなかなかハードな毎日を過ごす主人公。


それでも逞しく、もちろん本人はそうは思っていないんだけれど、現実にきちんと正面から向き合える土台はどこから育まれるのだろうと考えずにはいられません。


・・・僕が運営していた保育園は「親御さんが幸せになる保育園」が根底にあって、それは子供の幸せや成長は当然ながら願うしその為のコンテンツは色々とやるわけだけれど、保育園ってのは卒園後の子供の成長について未来永劫責任を取れなくちゃいけないと思ってるんです。


卒園後も子供が幸せに過ごしていくためには、子供だけの力だけじゃなく、親御さんが前向きにかつ日々幸せに暮らしている事に直結しています。だから、親御さんにとって良い情報だったり、体験できる事はどんどん仕掛けていきました。


親御さんに伝えてきた事は例えば、会計とは?といった手段としての学びじゃなく、大人が自信と柔軟性を持ちブレずに前向きに過ごす事の大切さ。


子供には日々そうした姿や考え方を示してあげるだけで良い。


フランスの哲学者であるアランは、「悲観主義は気分のものであり、楽観主義は意志のものである」と言っていますが、前向きになるってそれなりに大変かもしれません。


だけれど、それだけで、未来はどれだけでも明るくなっていきます。


僕ら大人が居ない未来を彼ら子どもたちは生きていきます。


親や大人を大切に思う気持ちは良いけれど、時に関わりと断ち切って自分の信じた道を突き

進む勇気も必要と思います。


そんな自分で歩める力を胸に刻めるよう、このプロジェクトをきっかけにできるだけ多くの子供、いや、大人である皆さんとも出会えたらって思っています。


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