食べる事が好きだって事もあって、友達には何人かレストランのオーナーシェフがいる。
週末、久しぶりにお昼でも食べようとなって、西麻布に友人のお店で、近所のお店で注文したお弁当を一緒に食べながらの四方山話。
友人との話でよくするのは、8割がアホ話だけれど2割は「人」についての話。
人付き合いはタダではない。
政財界から芸能人、さらにはマイノリティだとか、LGBTとか含め幅広い人脈を持つ友人だけれど、あくまで人という視点で人と接している。
僕がプロフリーターになってからも、常連の著名人がやってくると「この人ねー」と普通に紹介しようとするから、ちょっとビビるw。
この日食べていたお弁当もすごいお得な内容になっていて、まぁこの位の金額はするよなと想定する価格よりもびっくりするほど破格の料金。
そういう事を知ると、「あの店連れて行って」「私の分も注文して」とお願いされる事も多いのだという。
何回か同じ人と一緒にこのお弁当を出してくれたお店にご飯を食べに行って、お弁当を注文する話になった時、その人もお願いとなったそうだ。
お弁当の内容もかなり凄かったから、「なんでもいいからお土産持って行った方がいい」と伝えたら、いろいろと言い訳した挙句、「なんで私が?」となってしまい、悲しいというか残念な気持ちになったそうだ。
「その関係を作るまでの過程」を想像できない人は意外に多い。
ちょっとした事でいいんだ。
出先で美味しそうなものがあったから、
ちょっと面白い本だったから、
いい話聞いたんだけれど。
相手を思い、行動するだけで、幸せの輪は拡がっていくし、それが思いやりだし、それには想像力が伴う。
先日、転居したてのオフィスの来客が「何を持って行っていいか分からなかったんだけれど引越し祝い」と小さな封筒の中に入っていたのは「いきなりステーキ」のチケット。
金額や内容じゃなく、僕らのを想像して思いやってくれた心遣いが嬉しい。
で、
こんな話をした後で、自分用に食べようと思った友人のお店の料理を別のオーナーシェフのお店に持って行く事にした。
■今回の小ネタ(僕が面白いと思った何でもをチラリ)
何がきっかけだったか、カメラマン幡野氏の本を読んで、今、2冊目となる
「なんで僕に聞くんだろう。」を読み始めている。
一気に読むというより、手元に起きつつあっち行ったり、こっち行ったり、読み終わらない程度にと思う一冊。
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