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これからの住まい

  • 執筆者の写真: 51歳蟹座
    51歳蟹座
  • 2020年7月21日
  • 読了時間: 2分

カレーが大好き。


自分で作る時はスパイスから作るし、隠し味を含めて何を入れたら美味しくなるか試してみるのも楽しい。


クミン、ターメリック、コリアンダー、ヒングをベースにしたら、今日は他にどんなスパイスを入れようとか、ジャムを入れてみようとか、変化を起こせるのも楽しい。


週末は美味しいと評判のお店に行くのも楽しみの一つで、この週末は店主が故郷である福岡に帰省する為に7月一杯で閉店というダルマサーガラというお店に行ってみた。


階段を上がり、2階にあるお店の入り口に立つとスパイスの香りに包まれる感じが気持ち良い。


注文したビリヤニはそれまで食べてきたものとはちょっと違う印象だけれど、ヨーグルトとは合う。中に色々なペーストが挟まったドーサはパリっとしているけれど、しっとりしていて美味しかったな。


色々なものを消費する街、東京。


店主がどういう人か知らないけれど、近隣都心部を含め数年前から地方へ移住したり、複数拠点で暮らす人が増えている。


僕も、暮らしている訳ではないけれど、週末は千葉の農家で作業している事が多く、古民家の畳の上で正面に見える田んぼや山を眺めながら、ボーッとしていると心が落ち着く。


聞こえるのは、時折吹き抜ける風で揺れる木々や虫や鳥のさえずり。


今日は、山葵を植えよう、草を刈ろう、畔を整理しよう。

汗をかき、麦茶を飲みながら、たわいもない会話を仲間とする事の喜び。


先週も同じような事を書いたけれど、東京は住む街じゃなくなったなと感じる事が多くなってきたのはコロナがきっかけだと思う。


駅が近い、スーパーがある、通勤が楽。


そんな、便利という選択理由が少なくなってきたから。


第一次産業へ。


首都直撃の台風や震災時、便利だった東京は一変する。

台風で止まった電車に数時間にもおよぶ行列ができ、駅構内には怒号が飛び交う。


物流が止まり、やっと入ってきた食材を求めては買い溜めが起きる。


エレベータが止まれば人気のタワーマンションも孤島と化す。


東京に住む事はリスクなのかもしれない。


数年後にどこに住んでいるのかはまだ分からないけれど、通勤という概念がなくなり、便利の価値観も変わっている今、東京以外の場に住み、カレーを食べる為に東京に来るという生活をしているような気がしている。

 
 
 

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